自己紹介
弁護士の盛一也です。
最初の記事では、私がこれまでに経験した仕事について書いてみようと思います。
・2016年1月から2017年9月まで
司法試験に合格して最初のキャリアは独立系税理士法人で日本一の規模を誇る税理士法人山田&パートナーズから始まりました。
ここでは、弁護士としての仕事というより、まずは、税理士として所得税・法人税(消費税)・相続税の税務申告に加えて、非上場株式の税務上の評価及び事業承継の対策についてのコンサルティングの仕事の経験をすることができました。
特に思い出に残っているのは、入社3か月後から各種金融機関にて富裕層向けに相続対策のセミナーをさせていただいたことです。この当時は相続税に関する知識等も乏しかったため、毎日、必死で勉強をして対応していたことが懐かしいです。
また、メガバンや証券会社への営業に数多く同行させていただき、税理士業界と金融業界には深いつながりがあるという点に気づかされました。
・2017年9月から2018年11月まで
日本で税理士の業務を行い、税務申告等を2巡経験した頃に、海外赴任のチャンスをいただくことができました。私の希望はアメリカ又はヨーロッパでしたが、まさかのベトナムハノイへの赴任でした。
最初はあまり乗り気ではありませんでしたが、結果として、ベトナムが大好きになりましたし、今でもベトナム関連の仕事を続けることができており、嬉しいです。
当時対応していたのは、進出前日系企業のベトナム法人作成と進出後日系企業の会計の月次顧問・税務申告やスポットでの移転価格税制コンサルティングなどです。
・2018年11月から2019年12月まで
日本に帰国後は、ようやくとなりますが、グループの弁護士法人Y&P法律事務所で仕事をすることになりました。
全て税理士からの紹介という特殊性から、相続案件(非上場株を巡る紛争等)を中心に対応し、その他民事信託の組成等のサポートもさせていただきました。
特に印象に残ったのは、上場企業の社長の息子が自殺してしまい、その相続を巡る紛争です。手続的には難しくありませんでしたが、様々なドラマがありました。
・2020年1月から2021年5月まで
初めての転職で、福岡にて弁護士として仕事をすることになりました。
仕事としては、福岡の上場企業から中小企業までの顧問先に対する日常的な法律相談に対応することと企業紛争及び土地に関する紛争等の一般民事に関するものが主でした。
顧問先の中でも上場・非上場の不動産業の会社からの相談が毎日のようにあり、紛争から法規制まで様々な対応をさせていただくことができました。
特に印象に残ったのは、某サッカーリーグの不正調査の案件で、M&Aと比べても、緊急性が高く、非常に密度の濃い仕事を経験させていただきました。
・2021年5月から2022年11月まで
再度、ベトナムで働くチャンスをいただきました。今度は、所属する事務所のベトナムホーチミン支店の立ち上げでした。
新型コロナの影響があり、非常に大変な時期でしたが、ベトナム人のマネジメントや日系企業の営業等、ベトナム法務の実務以外にもたくさんのことを学ぶことができました。
ベトナムに進出している日系企業の多くは、上場企業であっても、日本人が一人だけのことが多く、法務のニーズは高いと感じることができました。
・2022年11月から2024年4月まで
日本に帰国し、再び、顧問相談や紛争解決等をする業務に従事しておりました。日本での弁護士業を結構忘れていたので、リハビリ的にいろいろな仕事をしました。
特に印象に残ったのは、某選挙に関する訴訟対応及びマスコミ対応です。Yahooニュースにも取り上げられる事件に関与できたことはよい経験になりました。
また、クレーマー対策やマンション一棟ごと立ち退き交渉をする業務など、交渉系の案件が得意だというように感じるようになりました。
・2024年4月から
独立して自分の事務所をはじめてみました。